NavyTern’s blog

思考の試行。

宇宙兄弟を見て思うこと

就職活動をしている中で、「自分がやりたいこと」って何だってすごい考えてる。
「本当に人の役に立てること」ってなんだろうって。

結論から言えばそんなのやってみなきゃわからないし、今の状態で答えを出すのは難しい。
出せるような人間ならもうとっくに動いてるはずなんだ。

でもなんとなくこういうのかなぁというのはあって、一応そっちの方向に向かう訳だけど、
生半可な気持ちで受かる訳もなく、新聞社各社で惨敗したのが今だ。

宇宙兄弟の兄を見ていて思うのは、「やりたいことのために自分は努力したのか?」ということ。
本当にやりたい事だったら、死ぬ気で努力するものなんじゃないかって。

「いつまでも棚卸してないで就職先を決めなさい」と母は言う。「夢や理想を語るならまず内定取れよ」と先輩は言う。もっともな話だ。何も言い返せない。面接の結果は今まで何も考えず、漫然と生きてきた自分の責任だ。

自分が人生をかけてできることって何だ。ただ何とか食いぶちを見つけてぶつぶつ言いながら生きるのが自分のやりたいことだったのか?努力もしないでぶつぶつ言ってる俺は、自分がなりたかった自分なのか?

ただダラダラと過ごしてる。どの会社だってそんな人間いらないよ。自分は決して明るく楽しくお話できる器用さはないけど、不器用なりの情熱ってのもあるわけだろ。それさえ感じてもらえない自分はやっぱり甘いんだ。

大学生活を通して一番強烈に感じたのはやっぱりネパールでの体験だったんだ。子供が物を乞うことでしか生きていけなくて、飯も食えなくて死んでる。そんなのおかしいじゃないか。国の政治や宗教や習慣は違うよ。日本とはまるっきり違う。それを頭で理解してても「おかしい」って思ったんだ。

だから新聞記者を目指した。世界にはおかしいことがあるんだって言いたかったから。でも新聞社の面接でその話をしている最中に「ここで働くことが本当に解決に繋がるのか?」って思ってしまった。頭でっかちな考えだと思う。現実逃避だし、負け犬の遠吠えだ。負けは事実だ。そこからどう道を探すかってことなんだ。

本気でやりてぇなら迷うなよ。ぐちゃぐちゃ言わずに動けよ。いつまでも座ってたって何も変わりゃしないんだ。