NavyTern’s blog

思考の試行。

歌が思い出させてくれるもの

色んな音楽を聴いて、次々新しいのを消化してきたなーと、ふと思った訳です。
きっかけはユーチューブでモンゴル800の「夢叶う」を聴いてたら、歌詞がまっすぐで「そうだよなー」と思ったので書き出しました。今日はあんまり力入れずに書きます。

一番最初に音楽に触れるのって保育園とか幼稚園とかで、その後小学校に上がって初めて木琴触ったりするじゃないですか。というか僕はそうだった。クラスには大人になるのが早い子もいて、流行の歌手とか知ってるやつもいた。僕が最初に良い曲だなーと思ったのは「さぁ冒険だ」っていう、確か和田アキ子の歌。トムソーヤのアニメの主題歌か何かに採用されてたんだ。草原?を走り回るシーンとかで流れてて「自分もどこまでも走れるような広いとこ行きたいなー」とか思ってたなー。

ちゃんとJ-POPとかを意識し出したのはコブクロの「轍」。小学校高学年くらいだったからもう10年くらい前かしら。当時彼らはまだまだ有名じゃなくて、見た目も結構みすぼらしかった。今でこそ一流アーティストになって、すごい活躍だけど、僕は未だに初期の歌の方が好きだ。なんか友達に励まされてる感じで、距離感がいい。偉そうなこととか、誰にでも当てはまるような恋の歌は、なんか歌ってほしくなかったなーと、勝手にそんなことを思っている。

基本的にはあんまりこだわりがなくて、色んな人の、というよりは流行りのやつを片っ端から聴いてた気がする。高校ではブルーハーツ中野サンプラザの「RUNNER」ばっかりだった。受験勉強の頃は小田和正。クラスメイトは引いてた。

大学に入ってからは周りのオススメとかを聴いてみるようになった。ネットで簡単に聴けるようになったのもあるけど。大学入学と同時に家を出た僕は、まず寮に入った。僕はひとりっ子だったし、誰かとの共同生活も親元を離れるのも、何もかもが初めてで結構心細くて、一人部屋で音楽を聴いて頑張ってたなー

大学生になったから、新しいのに挑戦しようって東京事変を聴き始めて、ウルフルズにも元気もらってた。未だにアルバムを聴き直すと、一人で大荷物抱えて電車乗ったときとか、ヒーヒー言いながら急な坂道上ったこととか、暫定的な住まいとしてのプレハブ四畳半の部屋が暗かったとか、窓から桜がすごいきれいだったとか、近所をうろついていた猫が寮で一番いかつい面したやつに懐いて、ついでに自分も仲良くなっちゃったなとか、細かいところまで鮮明に思い出したりできる。

それはつい最近のことだけじゃなくて、中学のときあの娘のこと好きだったなーとか、高校で毎週のようにカラオケ付き合ってくれたあいつは何で声枯れなかったんだろーとか、入学して3カ月は自転車がなかったからキックボードで大学行ってたの恥ずかしかったなーとか。なんかそういうのを思い出すことができる。

そうやって当時のことを思い出してると、何を夢見てたとか、毎日一生懸命頑張ってたこととか、ムカついたこと、未だに解決できないこと、怪我したこと、凹んだこととかがばーって出てきて、自分はいつ変わったんだろーって思う。変化って徐々に起きただろうから明確な線引きは難しいのかもしれないけど、当時好きだった歌を聴いてると「はっ」ってなるのはやっぱり変わったんだろうな。

モンゴル800の「夢叶う」は、こんな歌詞がある。


親が子の道つくりすぎて 夢持つこと忘れた子
自分を責めないで 劣等感におびえないで
あなたにはあなただけの 大切な意味がある
重ねゆく歴史は思い出 人は日々生まれ変わる
僕等はどこかで間違った 下手くそな生き方を学んだ 人として生きる意味
明日には夢叶う 夢叶う いい風が吹く
人として生きるため 大切な何か忘れてる
小さな頃描いた夢は 今でも消えず心の奥
夢追うこと忘れたあなたを いつまでも優しく待ってる
現実の海に溺れ 常識に泣くヒマはない
ありのままのあなたの姿で 好きなことをやるだけさ


引用としてはちょっと長いのだけど、聴いたことない人には聴いてみてほしいなー。ユーチューブ無料なんだし。

漠然と、大事なことってなんだっけなーと最近考えていたのもあって、モヤモヤしてる。今日の文章の歯切れの悪さもそのせいだ。きっと。
たぶん何か新しいことを始めるべきタイミングで、ちょっとずつ変わる時期なのかもしれないなーと。そういうときは今までやっていたことが何だか楽しくなくなってきちゃって、ずっと昔好きだったものとかを思い出したりする。昔聞いてた歌がある意味慰めになるんだけど、そのうち新しい一歩踏み出してたりするんだ。
あーよくわかんなくなってきたな。もう今日はまとまらないです。ごめんなさい。

明日はウルフルズに元気もらって、歩き回ろう。