NavyTern’s blog

思考の試行。

子供を叱ることについて

子供を叱ることについて、少し考えてみた。
というのも、僕の家を挟むようにして小さな子供を持つ家族が住んでいて、よく子供を怒る声が聞えてくる。


「嫌い!大嫌い!バカ!」
近所の母親はヒステリックに怒鳴る。子育てが大変なのかもしれない。仕事も抱えているのかもしれない。だとしても、親が子に与える影響力を考えれば暴言ほど恐ろしいものはない。

親に「嫌い」と言われて育った子は、ただ人に嫌われることを恐れて生きる人になるんじゃないだろうか。その姿
は親が望んだ姿なんだろうか。


「子育てをしたこともないくせに」と言われれば、それまでだ。あくまで子育てされた側の意見ですよ。
子供が何か悪さをして、悪いことだと理解させなければならないときがある。そのとき、「親(誰か)に嫌われるから」いけないと怒るか、「怪我や病気につながるから」いけないと叱るか。この「」は大きいと思う。


こういうことに疑問を感じる僕は、後者の母に育てられた。一々理論でまくしたてられ、「なぜいけないのか」を自分で考えるように仕向けられた気がする。そんでもって、産まれてこの方、一度も口喧嘩で勝てた試しがない。


暴言は恐ろしいと書いた。それは子供を傷つけるからじゃない。たった一言が一生のベースになりかねないことが恐ろしいんだ。

まぁ子育てに限らず、一言の威力というのは恐いものだから、むやみやたらに喋らない訳だけども。そういうのは「責任」の問題だから、また別な話ですね。