NavyTern’s blog

思考の試行。

就活を始めた頃の自分へひとつ言えるならば

ちょうど一年前になるんだなーとぼんやり考えています。12月1日に「よーい、ドン」で走り出した就活。

この時期はプレエントリーとかESの準備とかしてたかな。してたけど、そんなに深刻に考えてなかった。本当に、記者しか見てなかった。文章を書くことは好きだし、人の話を聞くのも好きだ。世界にはひどい不平等や知らなければいけない現実があって、それらから目を背ける人たちに現実を突きつけたかった。

思い切りぶつかって、僕は敗北した。

就職だから敗北という表現は不適切かもしれないけど、本当に記者としての覚悟があるのかを問われた瞬間、僕は答えに詰まってしまった。それは、記者として働くことが、直接的な意味で問題を解決することにはならないんじゃないかという疑念を、最後まで振り払いきれなかったからなんだと思う。結局は、負けたんだなと感じる。何とどうして闘ってたのか、今になってはもう分からないけど。

苦しかったことや醜い部分ってのは、勝手に美化しようとするものだから、これ以上は書かないけど、本当に見苦しくのたうちまわって今がある。たくさんの人に迷惑や心配をかけたから、助けてくれて本当にありがとうございますってずっと覚えてなくちゃなと思ってます。

そんな大変なことになるとは、つゆ知らずに生きていた一年前の自分へ、もしも一言だけ声をかけられるならどんな言葉をかけるだろう。たぶん叱咤激励をしても、慰めても、どんなに素晴らしい言葉を考えたとして、響かない気がする。
だからきっと、「やるだけやってみろ」がいいところだ。

まぁでも、一番大事なことは「とにかく諦めないこと」だったよ。